不動産屋さんとの付き合い方
家や土地って、人生で何度も購入する人ってあまりいませんよね
不動産投資家ならば話は別ですが
ほとんどの人は、土地から購入して家を建てるなんて、人生に1回くらいのものではないでしょうか?
という事は、不動産屋さんとのお付き合いもそれっきりという人がほとんどですよね
だから、飲食店や美容室などと違い、「口コミランキング」みたいなのもないし
今時不動産屋さんと出会うには
ネットでほしい地域の土地の売買情報をサイトで調べて、
取り扱いのある不動産屋さんへ連絡をして問い合わせる
という方が多いのではないでしょうか?
土地を買う事に慣れている人なんて、ほとんどいないので
不動産屋さんにとっては、問い合わせてきた人と少し話をすれば
「あぁ、この人は不動産については未経験だな」と見透かされて
話のペースは持っていかれるというのが、ほとんどでしょう
かくいう私も、初めて不動産を購入したのは43歳頃の事でした
ハウスメーカーに勤めていた経験もあるので、よそ様の家づくりは沢山お手伝いしてきましたが、土地購入の場面は立ち会った事もなく
「購入者」として、初めて経験する事になりました
結婚しておりますが、私の名義で購入する土地でしたので
私一人で、初めの問い合わせから銀行借り入れ、契約までほぼ一人でする事になりました
その頃は
「私だって、一応一級建築士だもんね。何件も住宅は設計してきたしね」なんて自負してやっておりましたが
所詮、不動産購入は未経験者
不動産会社のオジサンの言われるままに、説明を受けながら
ただ差し出された書類に記入していく
という感じでした
値段交渉なんて、初歩的な事も一切せずに・・・
こちらが借金して購入する、大きな買い物なのに
なんだか不動産屋さんの方がエラそうで、言われるがままという感じの契約でしたね。
結局その後、私は色々と納得のいかない事をされて
何度かその不動産屋のオジサンへ苦情の電話を入れる事になったのですが・・・
私が思うに、令和のこの時代でも不動産業界というのは、まだまだ昭和の雰囲気がただよう雰囲気が残っていて
「俺に任せ解けば間違いない」というざっくりしていて、意味のわからない言い訳で言いくるめられると思い込んでいる節があるような気がします
特に女性一人の客にはそんな雰囲気がただよいます
前回書いた、不動産を購入したい女性Aさんもそうです
彼女は、婚約者がいますが、相手は外国人です
ゆえに、不動産会社へ問い合わせるのは、Aさんが行う事になります
不動産担当は、Aさんが女性だからなのか、押しが強い営業をしてきます
「この土地は人気だから早く契約しないと・・・」的な口上です。
だけど、そんな大きな買い物を即決できないし、銀行に相談も行かなきゃいけません
不動産屋さんの押しにめげそうになっているAさんの相談を受けて
先日書いたBさんと一緒に相談に乗りました
あえて、Bさんと私は前面に出ないで、水面下でAさんにアドバイスを出しました
・あえてこっちが焦るような話の仕方をする時は、対応しない
・たとえ、その土地が売れても他にもある!
・「高くても買う」と他に言っている客がいる。というような煽る事を言ってきても相手にしない
と、その都度Aさんにアドバイスしてきました。
そして、結局Aさんはその担当から土地を買いませんでした
狙っていた土地は買いたかったけれど、決断を急かせる不動産担当と話す度に疲れてしまったからです。
その後、狙っていた土地の近くに売地を出していた、良い不動産屋さんとの出会いがありそこで購入しました。
ここまで書いていて、私も疲れてきました
人の判断力をも鈍らせるような営業方法は、やめてほしいと思います
くれぐれも、皆さまもお気をつけください